壮大な謎といえばこれ。月面で宇宙服を着た、5万年以上前の死体が発見されるという謎。この解決不可能と思える問題に対してSF的想像力を駆使して合理的な解釈を提示する。
この魅力的な謎は、途中、学者同士による仮説の検討を重ねながら、読者を最後まで引っ張っていく。この味わいは本格ミステリに似ている。
最近、星野之宣による漫画化が進んでいるようだが、どのように描かれているかが楽しみだ。
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<上巻>18世紀のフランスに生きる修道女の主人公と、20世紀のアメリカに生きるコンピュータ専門家の女主人公とが伝説のチェスセットをめぐってアルジェに向かうのだが、一体どのようにして二人は出会うのだろうか。作者の想像力とその仕掛けに興味しんしんである。
さっそく下巻も読もう。
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