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首無しの如き祟るもの  三津田信三

密室状態の山中で起きる首無し連続殺人とその犯人消失の謎を論理的に解明し、どんでん返しの連発で決める本格ミステリはこれ。
 首無しにまつわる伝説が生きている深山幽谷の媛首村。その村を治める秘守一族。そしてその本家の長男の長寿郎。彼が三人の花嫁候補から花嫁を選ぶための「婚舎の集い」。その「婚舎の集い」において、候補者の一人が首無しの死体で発見され、長寿郎は失踪してしまう。やがて、長寿郎の首が見つかり、さらに第三の首無し死体が出てくるに及んで‥‥
 この小説を読みながら、乱歩、正史、カー、クイーンなどの小説を混ぜ合わせたような味わいを覚えた。すなわち、おどろおどろしく妖美で怪しげな世界、、曲芸的なトリックと緻密な論理的解明で読者を楽しませてくれる。騙りの仕掛けとトリックの組み合わせで不可能犯罪を創り出す力技に感心した。

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