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消えたエリザベス  リリアン・デ・ラ・トア作

 1753年にロンドンでエリザベスという娘がいなくなった実際の事件について、多数の書物や資料から事実を再構成して秘密の核心に迫った、推理小説的ノンフィクションはこれ。
 「気立てはよいがご面相のまずい貧乏娘」18歳のエリザベスは奉公先から休みをもらった。1月1日に叔母の家を訪ね、そこから我が家に帰る途中、行方不明になってしまう。家族や地域の人々が心当たりを探しまわったり新聞に記事を出したりしたが、彼女の行方は杳として知れなかった。それから4週間も過ぎた1月29日の宵に突然我が家に帰ってきたのである。ボロをまとい泥にまみれ、見る影もなくやつれ衰え、まっさおな顔をして。
 エリザベスが話すには、二人の男にさらわれて、ある家の部屋に監禁されていたのを、隙を見て逃げ出してきたという。売春宿の女将、ジプシーの老婆たちが逮捕され裁判が始まった。裁判が進むにつれ、エリザベスの証言がどうもちぐはぐで、おかしなところが出てきた‥‥
 作者は話の途中に「中幕 犯罪鑑定人家のために」を入れて、読者の推理を促す。そして話の終末には「むすび 犯罪鑑定家への結論」を置いて、作者の自信に満ちた推理を披露する。この本はジョン・ディクスン・カーに捧げられ、本格推理の味わいになっている。

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