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殺し屋  ローレンス・ブロック

不思議の国の殺し屋ケラーの冒険といった趣で、細部の奇妙なリアリテイやシュールな筋立てで描く連作短編集はこれ。
 第一作「名前はソルジャー」では、ローズバーグという田舎町に住んでいる印刷屋の男が殺し屋ケラーの標的だった。ケラーはその男の様子を見るため、彼の店に入って「迷い犬」のチラシを頼む。犬の名前はソルジャーとして。次に印刷屋に行った時、男は「ケラーが自分を殺しに来た者と思った」ということを話し、ケラーも「気づかれていたと思っている」と応える。そして、男は「どうして犬にソルジャーなんて名前をつけたんだ」と聞く。三度目に会った時は、二人は親しくなり、ケラーは「ソルジャーと名前をつけたのは、誰とも知れぬ父親にちなんでいる」ということを明かす。四度目に会った時には、ケラーはこの町に居残ることを男に話し出して‥‥
 作者の職人芸は老練である。絶妙な語り口で読ませ、予想を裏切る展開に引き込み、思いもよらない結末を用意している。十の短編を通して読むと味わいがさらに深くなる。こんな殺し屋がいるのかなと思わせてしまうところがすごい。

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