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ゴドーを待ちながら  サミュエル・ベケット作(その1)

「不条理演劇の最高傑作として名高い」(裏表紙の紹介)ベケットの戯曲というので、不条理小説とは近しい探偵小説の味わいはあるのか、読んでみた。
 ある日の夕暮れ、一本の木が立っている田舎道である。二人の浮浪者が、ゴドーという人が来るのを待っている。その間に、二人でしゃべったり動き回ったりしている。そこに、主人と奴隷の二人組がやってきてドタバタを演じて去っていく。やがて、男の子がやってきて、「今晩は来られないけれど、あしたは必ず行くとゴトーが言っていた」と告げる。次の日、同じようなことが繰り返されて、幕が下りる。
 二人の浮浪者が待ちぼうけを食わせられるという芝居のアイデアはおもしろいが、戯曲を読んだ限りでは冗漫で退屈である。金を払って本を買ったり芝居を見たりした人は、不条理を感じたのではないか。買ってきた長篇の推理小説を、最後のどんでん返しを期待して我慢して読んだのに、ありきたりで凡庸な結末だったのに似ている。読者や観客は途方に暮れ、二人の浮浪者と同じような気持ちになる‥‥そこの仕掛けがうまい。

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